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みち

第20章 声


声が聞けないだけでこんなに不安になるなんて
君が心の中で大きくなってるって知らなかったよ

ほんの少し連絡がつかないだけで
頭に浮かんでくるのは悪い事ばかり
忙しいのかなとか、何かあったのかなとか
それとも嫌いになったのかなって…

会えなくて淋しい時に声だけでも聞きたいってのは
僕のワガママなのかな?
好きだし信じてないなけじゃないんだ
だけど理屈じゃないんだ

愛してる気持ちとは反対に大きくなる不安が
風船のように膨れて心が潰れてしまいそう
こんな感情(キモチ)知らなかった
切なさが広がる
握りしめたままの電話


何をするにも考えてしまうのは君の事ばかりで
自分でも呆れてしまう
何をしてるのかなとか、風邪引いてないかなとか
今 誰といるのかな なんて


会えなくて淋しい時に声だけでも聞きたいってのは
僕のワガママなのかな?
好きだし信じてないなけじゃないんだ
だけど理屈じゃないんだ

信じてるって思っていても心は感じてしまう
淋しさや不安ばかりが僕の中を支配していく
こんな感情(キモチ)知らなかった
涙がこぼれる
微笑みかける君の写真


声が聞きたい
僕の名前を呼ぶ君の声が
それだけで心がはれるから
こんなに単純だなんて知らなかった


ねぇ 君の声が聞きたいよ…




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