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表は変人、裏は変態

第3章 先生

『それはどうなったんですか?』

『一応消したよ。
 ただ、結構な人に見られた』


結構な人に見られた・・・。

もしかしたら、クラスメートとかも見たかもしれない。


・・・やめた。

考えてもなにかがかわるわけでもない。

『教えてくれてありがとうございます。』

『いや、いいよ。
 若松、なにかあったら絶対言うんだよ。
 それじゃ、また明日』

『さようなら』

・・・はぁ。

先生・・・『なにかあったら絶対言うんだよ』という言葉は、先生だから言っているんですか?

ただ恩を売りたくて言っているんですか?


・・・それとも、好きだから?

やめとこう。

先生がうちのことを好きなんてありえない・・・。

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