僕等の恋愛事情
第8章 嫉妬魔
「えへへー//さー君大好き」
「うん、俺もだよ」
さー君に抱きついたまま茅は言ったの
「3年後も、隣にきちんといる?」
「うん、約束するよ」
茅はさー君をぎゅーって抱き締めて
「2人で1人だからね」
そしたらさー君もぎゅーって抱き締め返してくれたの
――――――
「相田くーん」
「教えて〜?」
でもさー君はモテるの。
どれだけロマンチックな約束をしても近寄ってくる女の子はたくさん居るの。
茅だけのさー君がいいのに…
アイダサク
相田溯は市野茅の彼氏なのに…
さー君は優しいから無視できないし、
そんなとこが大好きなんだけどやっぱり辛いよ。
「さー君のばかーっ」
「ごめん、茅」
「むーっ」
「ごめんって」
そう困ったように言って茅にキスをした
いつも茅が怒ったらキスしてくるんだ…
ズルい、許すに決まってるじゃないか
「もうすぐで3年だ、茅」
「うん、そだね」
あの日の約束の日がやってくる
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