僕等の恋愛事情
第4章 先輩
先輩たちは顔を見合わせて
「んー…ごめんな、できたらクラリネットにいってもらいたい」
「えっ」
「今、クラリネットに人数が欲しいんだ…」
そんな…
サックス枠はあと1人あるのに…
中田先輩と一緒が良かった…
「はい…わかりました…」
「ごめんね、クラリネットはそこの優しそうなお姉さんが先輩だからな」
「はい…」
あれ、なんでだろ…
涙がでてきた…
「わぁっ泣いたっ」
「那智〜謝れよ〜」
「俺!?俺なの!?」
「ごめんね、サックスがよかったよね…」
高橋先輩が頭を撫でてくれる
高橋先輩が先輩なら全然大丈夫そうだけど…
やっぱり中田先輩と一緒がよかったな
おかしいな、何分か前に会ったばかりなのにこんなにも好きになっちゃった…
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