
僕等の恋愛事情
第2章 告白
今日の授業も終わって今は下校中
「那智ぃ…」
「なに?」
「芹ちゃんが好きなの?」
「ん?女の子はみんな好きだぜ?」
「そうじゃなくて…」
「なんなの?」
由梨花の様子が変だ
いつもと違う…
「熱でもあるの?」
「ないっバカッ」
「いだっ」
由梨花のパンチがあたった
正直、泣けるぐらい痛い
「バカだな〜由梨花。那智は絶対芹ちゃん狙ってるぜ?」
「なんで芹ちゃんってよんでんだよ」
「那智君は可愛い子が好きなの?」
「いや、そーゆうわけでは…」
別に可愛い子が好みってわけじゃない
ただ、うん
別に深い意味はない
「いや〜でも保健委員大変らしいぜ?」
「長谷川さんが一緒なら構わない…」
「担当の先生、ゴリ村だってよ」
「……………」
なんですとおぉぉぉぉぉお!!?
きっと俺は笑顔で固まっていたであろう
