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　やっと互いに長い葛藤のときを経て、理解し合えたのだ。今、小さな躊躇いのためにこの腕を拒めば、きっと一生、大きな後悔を背負うことになるだろう。
　たとえ後で何を思おうが、今この瞬間だけは、自分の心に正直でいようと思った。
「俺も何があろうと、そなたを求めている。だが、俺はそなたにとっては相応しくないのではないかと思うことは再々だ。第一、歳だけでもキョンシルとは父親ほども違う」
　トスの指がキョンシルの頬に触れた。長い指はしばらく彼女の頬を撫で、顎、首筋、鎖骨とゆっくりと降りていった。