兄と首輪
第8章 兄と鍵
ガッチャン…
部屋に入り…兄さんを見た…
花束を抱えて…
不思議そうに見ていた…
「アヤ……」
ドン!!!
私は兄さんを突き離した…
「!アヤ?」
『兄さん…シャワー…浴びてきて…臭い…女の匂いがする……』
「アヤ…」
『五月蝿い!!!早く!!!』
イライラが…わかった…
モヤモヤが…わかった…
胸のギュッ…がわかった…
「わかった…待ってて…」
兄さんは花束を丁寧にテーブルに置いて…浴室に入って行った…
私は…兄さんが…モテるのをしっていた…
多分…告白も…あれが…最初ではないだろう…
だが…兄は私を選んでくれると…勝手に…思っていた…
がだ…告白する子は…
真剣で……それが…
眩しくて…
私は…不安に…………なって…
自信が…ないのだ…
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