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チェリーブロッサム

第1章 いつもの場所

「晋也、早く~。ここだって。」

寛子の手が晋也の襟元にかかって

ジャケットが脱がされた。

一瞬の間をおいて寛子が言う。

「初めてみた。最近買ったの?」

寛子は服の好みに煩いのを

晋也は知っていた。

そのため

このジャケットを買いに横浜まで出掛けた。

寛子はボタンをはずすと

シャツの胸に片手をすべらせ

爪でひっかくように

乳首に触れた。


鳥肌がたつのを感じた。

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