テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第79章 何事もなく

このまま時間が解決してくれるんだろうか?


「麻実…起きてるか?」


「…んん…何?」


「結婚記念日、楽しみだな」


「ん…そうだね…」


麻実は目を閉じたまま返事をし、そのまま寝息を立てた。


俺は…寂しいよ。


勇気を出して、麻実の手を布団の中で探り握ってみた。


その手は力無く握り返す事はなかった。


*********************************************************

ストーリーメニュー

TOPTOPへ