テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第64章 こんなもんか

「着物なんて沢山あるだろう

別に買わなくてもいいのに」


俺の裏腹な一言に麻実はみるみる機嫌が悪くなる。


「元哉ってケチだよね」


ぷいっと横を向き、ガシガシとテーブル拭きまくっていた。


また裏口が開いた。

パートの鈴木さんだ。


「おはようございます」


鈴木さんは50過ぎの近くの主婦だ。


みんなが挨拶すると、麻実の着物に気づき褒めちぎった。


麻実は苦笑いしてた。


俺はますます気分が悪かった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ