紅桜学園イケメン部!
第9章 似合いすぎなやつら
「おーぃアイツ遅くね?」
「きつくて入らなかったとか?」
俺達は、メイド服を着る約束をしたけどみなみちゃんをいじめる事にしたんだ。
真っ黒なスーツ。
まるでホストクラブだ。
俺のはサイズ無くてぶかぶかなんだよな。
俺らの姿を見て、みなみちゃんが怒る姿が想像出来るよ。
普通の女の子ならみんな鼻血出すのに、みなみちゃんは何で俺らに対しても「普通」なのだろうか。
不思議で堪らない。
「おーいみなみちゃーん。
準備できた?」
瑠璃が呼びかけると、小部屋のドアが開く。
「なっ!!!!!」
みなみちゃん唖然。
「・・・」
俺らも唖然。
…ちょっと待て待て、
それ反則だろう。
「ちょっとあんた達!
何でホスト化してる訳?
約束が違うじゃない!」
黙ってればいいのに、喋るといつものみなみちゃんだ。
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