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紅桜学園イケメン部!

第32章 こたつと冬



「みなみーぃ、
ほら雪合戦しよぅぜ!」



「…むり」



今こうして突っ立ってるだけでも凄いのに、ここから雪が当たるとか寒すぎる。


「二人でしても
面白くないでしょー?

だからみんな呼んでこい」


「えー。分かった」



案外聞き分けの良かった優雅の御陰で、あたしはこの寒さから解放された。


この間に、家に帰ろう。
逃げよう。


あたしは忍び足で校門へ向かう。後戻りは出来ない。



…優雅に見つかれば、


…ああ、地獄絵過ぎて
想像出来なかった。

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