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紅桜学園イケメン部!

第2章 突然の呼び出し

「あたしはね、そもそも男が嫌いなの。
特に『イケメン』ってのががだいっきらい!!
見たくもない!!
吐き気がする!!

女の子が傷ついても簡単に浮気するしね。
あたしは軽いのが嫌いなの!


それに男女問題って面倒じゃない?寝取られたりさ、あたしは本当に馬鹿だなって思うわけ。

だったら始めっから関わらない。
そうすれば何も問題ないの。

だから今までそうやってたのに、あんたらといたら確実に〝ターゲット〟よ!

だから嫌。
分かった?じゃ、さよなら。」




本当の事は言えない。
本当に男が嫌いな理由は。

それだけを隠して、全てを話した。

…だってそうでしょ?
誰にだって、闇はあるもの。



でもなんか、すっきりした。
あたしの計算ではここで嫌われて罵倒されて。


そんでもってそのまま走り去っていくのが理想だった。


そんな訳には全然いかないんだけど。




「ふっはははははは!!!」

その後にあったのは一言で表すと『大爆笑』だったのだから。

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