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「わ、分かったわよ」

「うわー楽しみ」

要が嬉しそうにあたしを見つめる。
いやいや、あたしのメイドだよ？

見てなにが楽しいんだよ、おい。


「あたしのメイドなんて見たら、逆に評判落ちるんじゃない？あたしだよ？ガチでキモいよ」

自分で自分をけなすのにも慣れたよ。だった実際自分でも思う。

メイドをあたしが着たところで、誰も萌えないでしょ。萌えられる所を想像してもそれはそれで嫌だけど。


「みなみちゃん見たら、
みんな鼻血ブーだね！」

凛くんがお世辞を
わざわざ言ってくれる。

…あー可愛いなぁ。

ｷﾞｭｰｯ

本当に可愛すぎる。
思わずぎゅっと抱きしめちゃったよ。


「凛くんマジ天使！」
「うわっ凛が襲われてるっ」

優雅があたしに失礼な事を言い出すから、睨んでやった。


優雅はいっぺん地獄に堕ちればいいのに。女の子の気持ちがまるで分かってないんだから。

・・・その前に、あたし女だっけ…？自分でも疑問だ。