紅桜学園イケメン部!
第2章 突然の呼び出し
「おじょーさん、可愛いねぇー
今度デートでも…」
『無理』
あたしの一言が、その場を一瞬で凍らせた。
みんなあたしをじーっと見つめている。
だから嫌なんだ!
なんでこう、みんな軽いわけ?初対面でこんな事言うのは間違っている。
無駄に解き放たれているキラキラオーラを無視してあたしは睨んでやった。
「ふっ、ははははは!」
「きゃははははははっ」
「うわーぃ拓己くん、
フラれてやんの!」
みんな面白い位大爆笑だ。
端っこでパソコンをしていた人も笑っている。
「そんな笑う事でもないじゃない!」
「おじょーさん、
即答なんてひでぇな?
俺超本気だよ?最後までちゃーんと愛してやるよ?」
「・・・あたし、お生憎だけどあんたみたいなのが一番嫌いなの」
あたしの言葉を聞いて、また笑いが起こる。
・・・ごめんなさい、ここ笑うポイントではないですが。
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