私の彼氏はアニメオタク!?
第4章 恋人
あ、斎藤くん帰っちゃったんだ・・・。
「はぁー・・・」
諦めて帰ろうとした時、突然呼ばれた。
私の大好きな声で。
「後藤!」
え・・・。
「さい・・・と・・・うくん・・・?」
そこにいたのは斎藤くんだった。
「な、なんで・・・もう帰ったんじゃ・・・」
「は? 誰が帰ったって?」
少しむすっとした顔でそう言った。
「え・・・あ・・・えと・・・ご、ごめんなさい・・・」
私はつい謝ってしまった。
私はなんで謝ったんだろか?
「よろしい!」
斎藤くん許してくれたし。
ちょっと偉そうに斎藤くんは許してくれた。
それに対し私は
「あ、ありがとう」
とりあえず、お礼を言った。
は!
違う違う!
こんな事してる場合じゃない!
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