
アイツが私のご主人様!?
第11章 『嫌われたくない。』
ある日、
幼かった俺には好きな子が出来た。
初恋だった。
小学6年生の夏、俺は告白した。
『ミユちゃん。
俺ミユちゃんのことが好き。』
『えーー、困るよぉ~~
ごめんね……』
初恋は、見事に実らなかった。
『あ、やっぱり待って~
ゆうきくん。』
『・・・・ん?』
『えっとね、いいよ!』
『え!!ほんとうにっ!?』
『うん、いいよ!
ミユの欲しいもの買ってくれたらねっ!』
俺は、幼いながら
喜んでミユの欲しいものをなんでも買ってやった。
*
