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第7章 銀座の女

時間が開店時間に迫ってきていた。

何故か着物の人達が多い。


やられた!


心のなかで呟いたのも遅く、志帆を見たらお腹を抱えて笑っていた。

腹がたったが、その前にどうしょうと改善策を探した。

今日に限ってロッカーのなかに着物が無い。何故なら着物の日は家から着物を着て、その着物に合った髪をセットしてもらうからだ。

ウカツだった。
ここでは美容部員が来ているのに…
いつものサロンでないと満足出来ないばかりにロッカーに予備の着物を置かなかった私も悪い…

どうしよう…

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