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やはり…
昔と全然変わって無く懐かしさを感じた。
でもここでは会いたくなかった。

気付いているのか、分からなかった。

私は普段と変わらず普通に自己紹介して隣に座った。


｢社長賞おめでとうございます、ところで社長賞って何ですか？｣


｢それはね、今回何個か電子部品で特許を取ったんだよ。｣


｢凄いですね。｣


昔、図書室で一緒に勉強したときの会話を思い出しながら、水割りを作っていた

｢凄くないよ、
特許と言っても小さなものでただ他の会社にあるものに毛が生えたぐらいの違いだから。｣


相変わらず、爽やかな笑顔で威張らないなと思い。


｢凄いですよ、そんなに御謙遜しないで下さい。｣


｢そうだよ、こいつのそういうところが好きなんだよ！｣

開発部長の清水様が飲みながら機嫌よく誉めあげていた。