
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第37章 番外編①
「あーまいったなぁ…
あたし寝られないし」
あたしの腕はいつの間にか、優の腕に完全に包囲されてしまう。
…指までもしっかり
絡みついてる。
「ねぇ優ー…離してくれないと
あたし明日寝不足決定だよー。
観光してる時とか寝ちゃうぞー」
「…」
あたしの腕を包囲していた腕が、一瞬だけ緩まり安堵したのも束の間。
勢いよく腕を引っ張られ、優の布団の中に引っ張られる。
「優っ起きてるでしょ!?」
「…起きてない」
うわ。もう完全に
起きてるじゃんか。
この確信犯め。
