
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第26章 覚悟と決意
「あたしね、ずっと生きてる心地がしなかった…。優がいないと生きてられないの。
あたし優がいないと、生きる意味が消えちゃうの。
あたし、優が思い出せなくても良い。
こうやって…こっ…こうやって、あたしといてくれるだけで幸せなの。う…っ嬉しいの!」
「俺、記憶を取り戻したい。
キミとの初めても、全部全部…。
思い出したいんだ。
キミの全てを思い出したい。全部俺のモンなんだろ?
…なのに俺が知らないのが悔しいんだ。
だから、俺に色々教えて欲しい」
「うんっ…」
優はきっと思い出せる。
彼の笑顔を見て、
この時不思議とそんな気がした。
