
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第16章 まさかの宣戦布告
「だって―――、
指輪って結婚式でちゃんと付けて貰いたいじゃない?
その前から付けておくのは、自分的に嫌だし…」
そう言うと、あたしの顔をじっと見つめる優。
頬を膨らませていて、
悲しそうな顔。
・・・大人なのに可愛い。
優は時々少年に見える。
「だってだって、家に居る男に『梓は俺のモンだ!』って自慢出来るでしょ?
…じゃないと梓、何されるか分かんないじゃん!」
可愛い。
優が仁に嫉妬してるんだ。
…残念ながら、仁にそんな感情
もたれている筈がないんだけど。
