
喘ぎ声レッスン*SS追加中*
第14章 全てがキラキラで
「何?その箱」
さっきお父さんに貰った箱を見つめる。
「家宝なんだって。あたしに託してくれた!」
開けてみると、凄く綺麗なブレスレットが入っている。
「きれー…」
紫色に光る、宝石がちりばめられたブレスレット。
「これ、アメジストじゃない?」
アメジストかぁ…。
凄く綺麗。
「アメジストの言葉は『真実の愛をもたらす』」
ぽとり、優は呟いた。
「何で知ってるの?」
「…俺、昔から親父に言われてたんだよな。
財産を狙うような奴じゃなくて、真実の愛を見つけなさいって。
その時教えて貰ったんだよ。」
そうなのか。
「俺達の真実の愛が、一生途切れないといいな」
「いいな、じゃなくて絶対!途切れる訳ないじゃない!」
自信満々に言い放った。
