美人妻は性欲旺盛っ!
第8章 アルバイト
駆け足でキッチンに行き
せっつくように
コップの水道水を飲んだ
なんでこんな
ドキドキしてるんだろう
(照れて逃げ出すなんて
なにやってんだろ…)
これでもれっきとした
妻
なんだよ?
旦那との間に
子を授かろうとしてる
女
なんだよ?
(だからダメだって…
なんでドキドキしてるの…
この程度のコトで
今更なに恥ずかしがってんの…)
いたたまれなくって
逃げ出すくらい
ドキドキしちゃうなんて
どうかしてる…
早鐘を打つ胸を触る
服を着ようと思った
今は見られたくなかった
「俺のお姫様?
どうして戻ってこないの?」
「ゆ、ゆきくん!?」
後ろから腕を回され
ぴとっと肌が触れ合う
「俺にもお水頂戴」
「う、うん…はい?」
顔が見れなかった
裸であるコトが
無性に恥ずかしかった
やだ…肌が…触れてる
「そ、そうだ!
せっかく早起きしたし
今日は私お弁当作るよ!
あ、愛妻弁当もたまにはいいでしょ?」
「エッチしよ?」
ビクッ!
耳元で小さな声で言われて
私は固まってしまった
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