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俺の愛し方

第1章 妻の趣味

だいたい俺っていう亭主がいながら恋ってなんだよっ!


ムカつくわ。


「リカ、メシは?」


「今日はパン食べてって」


「またパンかよ…」


「早く食べてくんないとカビ生えるし」


「りょーかい…」


俺は菓子パン三つばから腹に詰め込んだ。


「じゃ、行ってくるわ」


「行ってらっしゃい」


リカは携帯片手に手を振った。


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