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第3章 高まりと迷い


サラリーマンの兄ちゃんはベースを立てかけると、オレの元に歩み寄った。


「ありがとう、なかなか楽しかったよ」


…楽しかった?
さすがにうまい、とは言ってくれないかw


「卓也くんは、どうだった?」

「え…」

「歌ってみて楽しかった?」

「…はい。なんか…すっごく、気持ちよかったです…///」


オレがそう言うと、金髪兄ちゃんはプッと吹き出した。


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