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第8章 過去と現在


「よぉ」



思ってもみない人物の登場に、僕は目を丸くする。



「ちょうどあんたがここに入ってくの、見かけたからさ…」



そう言ってその人物は僕に笑いかけながら、部屋の中に入ってきた。



「あなたは…DIAMOND CLAWの…」

「陸斗だ」



文化祭のバンドバトルに参加していた、DIAMOND CLAWのギタリスト…



まさか彼とこんなところで会うなんて…



「ふぅん…74年モデルね…」



陸斗さんは、僕のレスポールをチラリと見た。





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