ホストクラブの罠(不良総受け)
第9章 見てはいけないもの
――※瑠希視点※――
俺・・・・・
恭平と・・・・・
ヤっちまった。
つーかなんだよ・・・
気持ちよすぎてふわふわする。
何度イったかさえわからない。
快感に震える俺の身体を恭平の長い腕が包み込んだ。
前からすっぽりと包まれて、俺はそのまま恭平の胸に頭を擦りつけた。
恭平の香水の匂いが微かにして、俺は妙な安堵感に浸っていた。
身体の熱は徐々に薄れていく。
意識がはっきりしてくると俺は恥ずかしさで顔を赤らめた。
「・・・・お・・・い・・」
「ん?」
「別に・・・その・・・
あれだ、その、媚薬のせいだかんな!!」
俺がその時発した言葉は、情けないこと極まりなかったと思う。
俺の言葉に恭平はいつもの顔で
「ふーん。別にいいけど。」
って言った。
よくよく考えてみれば、媚薬だけのせいだったんだろうか?
大和の時は痛くて苦しくてたまんなかったし・・・
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