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僕のこたえ

第40章 柄にもなく

確かに彼氏ではないが、グサリと胸が痛んだ。


「なんだ、そっか。良かった。
じゃまた学校でね」


良かった? 良かったという事はライバルか…


早くも強敵が現れた。


「うん、じゃ月曜日」


遥香ちゃんもキラキラスマイルで手を振った。


「ごめんなさい、クラスが一緒なの」


「そうか、構わないよ…さあ、続き回ろうか」


「うん…」


僕はなんとなくそれから遥香ちゃんの手を握れなくなってしまった。


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