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「えっ…ほんとうか？那奈…」


周兄ちゃんは那奈をみて聞いた


那奈はｺｸﾝと頷いた



「そうか…」


周兄ちゃんはすごく寂しい顔をした



どうして？周兄ちゃんがそんな顔するの…？



あの時…連絡くれなくなったのは


周兄ちゃんの方なのに…




するとリビングからみんながでてきちゃった


「あら！周くん？帰ってきてたの？！」


ママは周兄ちゃんに声をかけた


「おばさんお久しぶりです！昨日帰ってきまして…」


「周兄ちゃん！どうしてたの？！みんな心配してたんだよ？」


琴音が言った…多分琴音は那奈が聞きたかった事を代弁してくれてるのかな…


「ちょっといろいろあってね…話せば長いんだ…」


周兄ちゃんがそう言うと


「長くていいから話を聞かせてくれないか？ほら、あがりなさい」



パパがそう言った

パパは那奈と周兄ちゃんの関係もずっと気にしてくれていたんだ…



パパに言われて周兄ちゃんは


「おじさん…はい。お邪魔します」


家にあがった